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ここではお客様に良く聞かれる質問や皆様から寄せられた質問やご意見を紹介します。 ただ、回答例は私がプロデューサーとして考える意見であって、かならずしも「正解」ではありません。 結婚には「習慣・慣例・常識」はありますが、正解はないといっても過言ではないかと思います。 道に迷ったときに、いろんな道のなかから、最適と思われる道を案内しますが、どの道を選ばれるかは貴方しだいです。 ☆皆様からのご意見・ご質問をお寄せ下さい☆
介添えは必要?
ホテルなどで、和装を着て、花嫁に付き添っている女性を見たことがあるかと思います。いわゆる花嫁の介添え、アテンダーとも言います。
結婚前の私には、介添えの必要性がわからないときもあり、私にも出来る、くらいに思ってました。
あれから約10年、今なら、声を大にして言えます。
お客様の立場からも、プロデューサーの立場からも、介添えは必要です、と。とても大きい存在です、と。

介添えは、花嫁のドレスの裾を持ったり、着物を正したり、歩いたり座ったりのときの補助、くらいに思っていると、歩きやすいドレスだったらいらないかなぁ〜なんて思ってしまいますよね。
Hitomi Produceで働いてくださっている介添えの仕事の一部を書き出してみましょう。
(会場やプロデュース会社によって介添えの仕事は異なりますので、Hitomi Produce内での介添えの一日の仕事を追ってみました)
  • 衣裳の点検 シワがあればアイロンをかける
  • スナップ写真の準備 ドレス小物の撮影などの補助
    (スナップや記念写真のカメラマンとの連携を強くもとめられる)
  • 新郎の洋装衣裳お着替えのお手伝い
  • お父様のモーニングのお着替えのお手伝い
  • お荷物の確認(貴重品などを身内の方に預けていただく)
  • お写真撮影時の補助(ドレスの裾やしわを綺麗にしたり、新郎の衣裳を点検)
  • 歩き方・ブーケの持ち方などの指導
  • 時間を確認しながら、新郎新婦を誘導
  • 結婚式の時のフォロー
    (ブーケを預かったり、手袋を外すタイミングを指示したり・・・etc.)
  • ベールが綺麗かどうか、などの点検
  • 披露宴中、進行を確認しながら、新郎新婦にお声かけ
  • 花嫁のお手洗いなどの補助
  • 花嫁の連絡係
  • 集合写真や、親族紹介時の誘導
と、ちょっと挙げるだけでも沢山あります。
介添えは、会場を把握し、動線を把握し、立ち位置を確認し、花嫁にすぐ手が届くけれど、写真などにあまり入らない場所を探します。
そして、プロデューサー・会場担当者・カメラマンやヘアメイクなどいろんな人と連携して、万全の体制を作り、新郎新婦が笑顔でいていただけるよう、努力します。

Hitomi Produceの介添えの「半井」という人物は、私が思うに「世界一の介添え」だと思ってます。
他を沢山みてきたわけじゃないですが、他の介添えさんを見るたびにこんなことまでやってくれるのは、この人だけだなぁと感じます。
お母様の気持ちになっちゃうようで、少しおせっかいなところもありますが、だからこそ思い出に残るお写真が撮れるのかもしれません。
動き回りやすいドレスのときは、必要性をあまり感じない方もいらっしゃるかと思います。
ですが、いるときと、いないときの安心感の違いは、何にも代えられないと思います。
小さなレストランのときは、居場所がないときもありますが、いつもと違うフォーマルの場だからこそ、介添えを入れてみることも考慮の一つに入れてみませんか?

☆介添え 一日31,500円(税込み)
 挙式〜披露宴まで。挙式のみ、披露宴のみでも同じ価格です。
洋装・和装ともに介添えできます。
 二次会もお願いしたい場合は15,750円プラスになります。
介添えは埋まっていると受けられないこともあります。
早めにご相談くださいませ。
どんなときにプロデューサーに頼むの?
ウエディングプロデューサー、結婚する二人に必ず要るものではありません。
どんな人が、どんなときに依頼するのでしょうか?

HPから来てくださるお客様の中によく
「素敵な演出で感動させたいのですが、どんな演出がありますか?」
「何か面白い演出はありますか?」
「何をやったら良いか分からないので、プロに相談したくて」などというメールをいただきます。
多くは「演出」のご相談。
「プロデューサー」イコール「アイディアを考えてくれる人」と思っている人は少なくありません。
もちろん、それもいたします。
でも、大きな仕事はそこではない、と私は思います。
このHPの「お客様の声」を見ていただくと分かるかと思うのですが、お客様が一番満足していただけるのは、プロデューサーという存在の「安心感」ではないでしょうか?

ウエディングプロデューサーの役割は大きく3つ。
「挙式や披露宴が円滑に進むように、打合せをしたり、当日の運営を担当する」
「挙式・披露宴に必要なものの手配・発注・確認」
「お客様のニーズや要望にできるだけお答えし、また素敵なウエディングになるようにお手伝いすること」
この3つに、プロがついているという「メンタルでの安心感」が加わればプロデューサーを頼む意味があると考えております。

例えば、こんなときにプロデューサーに頼めないか考えてみてください。
  • 会場に、ウエディングの担当者がいないとき また、担当者はいるが、手配などは全てこちらでやらなくてはいけないとき
  • 会場にウエディングの担当者はいるようだが、いつも忙しそうで、なかなかゆっくり打合せできないとき
  • 会場の担当者に、ウエディングの知識があまりなく不安なとき
  • 普段ウエディングをあまりしていない会場で、そこで出来るかどうかプロの判断を仰ぎたいとき
  • 自分たちでいろいろ準備するのが忙しくてできない、または面倒で、プロにおまかせしたいとき
  • 列席者に失礼にあたらないよう、いろいろアドバイスがほしいとき
  • 楽しい演出を一緒に考えてほしいとき
  • オリジナリティを出したく、かつ、会場探しからお願いしたいとき
  • プロデューサーという存在に頼りたいとき

最近は、ホテルでのウエディングの方でも、プロデューサーについていてほしい、という方もいらっしゃるようになりました。
ホテルは進行の打合せが一ヶ月前で、しかも進行表のシートを渡されそれに沿っての記入ができない、またはオリジナリティを出したいが、どうしたらよいか分からない、できればプロデュースに加わってほしい、という依頼の方法です。
プロデュース料はかかりますが、新郎新婦は「なんでも相談係」としてプロデューサーを使ってくださいます。
ホテル側には聞けないようなことも相談できて、心強かった、という声を多くいただいております。

プロデューサーは当日、何をやってくれるの?という質問もよくいただきます。
「受付をやってくれる」と思っている方がいてビックリしました。
お金を扱うことは一切いたしません。
当日の役割は「現場監督」でもあります。
どの工事現場にも監督がいるように、どのコンサートにも指揮者がいるように本番に指揮者や監督がいないと、全体がまとまりません。
引出物をセットしたり、会場の設営をしたりもしますが、サブスタッフにまかせることがほとんどで、多くは「当日、円滑にお二人の希望通りに」事が運んでいるかを確かめる役割になります。

また、お申込みの前にお二人の進行表を作って差し上げたり、アイディアを絞ってあげたりすることは、ほとんどありません。
ノウハウで私たちはプロとしてお金をいただいて仕事しております。
ノウハウを沢山お話して、無料でさようなら、では商売になりません。
あとは、そのプロデューサーが信頼できるかどうか、お二人の判断が大切です。

私が行っているセミナーや講義の中で、演出のアイディアを生徒たちに問うと、様々なアイディアが出てきます。
どんな素人でも、アイディアを考えることはできます。
それを形にできる力があるのが「プロ」だと私は考えます。

お見積は肝心なので、お申込み前でも無料で金額の提示を行います。
また、このパターンはプロデューサーが必要か、という相談でもOKです。
プロデューサーに依頼するかどうかは、内容を確認した上で、お二人がお決めになることです。

会場によっては「プロデューサー付の会場」というところがあり、他のプロデューサーが入れないところも多くあります。
希望の会場がある場合、または会場が決まっている場合はまず、自分の会場にプロデューサーを入れることができるか、確認することが必要になります。
プロデューサーを入れることで、相手の会場がギクシャクしてしまっては何にもなりません。
ゲストハウスなどはプロデュース会社運営のところも多くありますので、私たちとしても入ることには消極的です。

プロデュース会社や、プロデューサーを選ぶ秘訣は「フィーリング」もあると思います。
「この人なら安心できる」「長いおつきあいになっても楽しくできそう」「信頼しておまかせできる」と思えば、依頼する価値はあると思います。
せっかくの「ハレ」の行事、人生で一番幸福な瞬間ですから、楽しく打合せが出来ることが一番だと思いますし、また楽しく打合せが出来るのは「プロ」という安心感が根底にあるからだと思います。
そして「プロ」とは、常に勉強し、経験を積み重ねて、お客様に安心と笑顔をお届けするために頑張っている人を言うのではないでしょうか?

※Hitomi Produceでは、トータルプロデュースだけではなく、司会者やカメラマン、美容師や引出物などの単品ごとの注文も承っております。ただ、商品を頼むよりも、安心感があると、お客様からは好評をいただいております。
花嫁になることが決まったら☆
花嫁になります!
っていう嬉しい報告は、自分も幸せになります。
結婚するカップルに、「幸せじゃない人」はいないですよね。
花嫁になることが決まったら、こちらをぜひ読んでください!

○日焼けに気をつけましょう。
  健康的で良いけれど・・・お肌のためには日焼けしないほうが断然良いですし、できれば美白したほうがウエディングドレス姿が綺麗です。
  日傘を持ってない方は、この機会に購入してみては?(黒色が効果大)

○お肌の乾燥に気をつけましょう。
  お肌しっとりだと、当日のお化粧のノリが全然違います。
  お肌の体質や、状態にもよりますが、エステに行くもよし、毎日使っている化粧水の量を増やすもよし、とにかく保湿を!

○髪を伸ばしはじめましょう。ストレートパーマはかけないで☆
  今はウイッグも充実してますが、伸ばしていたほうがいろんな
  ヘアスタイルが出来ます。ショートを貫きたいなら、ショートでもOK。
  また、ストレートのヘアスタイルにしたいならストレートパーマも良いけど、アップにしたり、いろんなヘアスタイルを作るためには、
  カールがすぐに取れてしまうストレートパーマは不向きです。

○暴飲暴食はNG。急激なダイエットはもっとNG。
  太ってしまったり、痩せてしまったりすると、
  ウエディングドレスのサイズが合わなくなってしまう可能性が。
  ドレスが決まったら、できるだけ同じスタイルを保つようにしましょう。
  また、エスカレーターを使わず階段を使うなど、出来る範囲で、引き締めを兼ねた体力作りをしてみては? 

○睡眠を充分に。
  夜更かしはお肌に毒。規則正しい生活を送る習慣をつけましょう。

○相談相手をみつけておこう
  結婚のことで、相談したり、質問したり、悩みを聞いてくれたり、アドバイスをくれる人を見つけましょう。
  友人でも、兄弟でも、親でも、結婚式場の担当者でも、ウエディングプランナーでも「この人に相談すると安心」という人が
  一人でもいると心強いです。

○「ま、いっか」って思える寛容さを。
  結婚式の準備に入ると、いろいろなことが心配になったり、相手と喧嘩したり、お互いの親のことで気に障ったり
  準備に忙しくてイライラしたり、嬉しくなったり悲しくなったり、楽しかったり、怒ったり、相手が好きになったり嫌いになったり・・・
  感情も忙しいのです。
  でもそれは全て幸せに向うための序章。 
  ストレスもお肌に毒ですから、小さなことは気にせずに。
  「ま、いっか」って思える潔さと、図太さが必要なんです。
  結婚って、本当に準備が大変だけど、結婚するという幸せは何にも代えがたいもの。
  ストレスを感じたら、自分のためにお金を使うなど、ストレス解消法を見つけましょう。

○貯金も大切。
  結婚が決まったら、貯金を始めましょう。
  披露宴は結婚したことを報告して、独立を意味する「おもてなし」の場。
  予算を抑えたくて、チープなものになってしまうのは考え物。
  もちろん、かければかけるほど良いものになったり、ゴージャスが良いわけではないので、納得のできるお金の使い方をしましょう。
  有る程度の貯金があれば、心にもゆとりができて、お金のことで嫌な思いをしなくなると思います。

○両家の親を大切にしましょう。
  「お父さん、お母さん、あなたたちがいなかったら、僕たちは出会えなかった。本当にありがとう」と感謝を述べた新郎新婦がいました。
  本当にそうですよね。
  親は、子供の結婚がすごく心配。聞きたくても、なんだか聞きづらい。
  報告・連絡・相談をマメにして、仲良くやって損はありません。

○お互いを思いやりましょう。
  ともすれば、「何で分かってくれないの?」「何で自分だけが一生懸命準備しなくちゃいけないの?」と思いがち。
  辛らつな言葉を投げてしまったりして、ちょっとのことで亀裂が入ることもあります。 
  喧嘩しそうになったら、まずは相手の気持ちを考えてみましょう。
  貴方の好きな相手は、自分の「思い通り」になる相手ではありません。
  結婚って、他人が家族になる儀式。
  わがままを言っていい相手なのではなく、大切にしていく家族なのです。

結婚って、大変だけど、それは幸せな忙しさ。
そして、結婚した人じゃなきゃ分からない幸せが、そこにあります。
結婚式も披露宴も、とても大切な二人の儀式。
相手を思いやって、楽しく準備を進めましょう☆☆☆
ヘアメイクリハはしたほうが良い?そのときの注意点は?
こちらも、多くの花嫁から質問を受けます。
花嫁は、当日が近づくにつれ、どんどん綺麗になります。
それは、「結婚」という幸せの実感が日増しに沸いていくから。
そして、ご自身のウエディングドレス姿を思い浮かべながら、あれこれと忙しい毎日にも幸せを感じられるから。
花嫁にとって、ドレスやヘアメイクはウエディングの最重要アイテム。
自分をどれだけ輝かせてくれるか、心配の種でもあるようです。

どこの式場でも、ヘアメイクアーティストはそれなりの経験を積んだプロを入れてますので、当日だけでももちろん綺麗に仕上げてくれますが、不安を少しでもなくすためには、リハーサルしておくことをオススメします。
リハーサルでヘアメイク担当者とコミュニケーションを取っておくことで、当日までの不安を一気に解消できます。
あとは当日、信頼しておまかせすれば良いのです。
ただ、お仕事が忙しかったり、時間の都合がつかない場合は、お電話で打合せ、という方法もありますので、相談してみましょう。

リハーサルは、別料金になっているところと、プランに含まれているところがあります。
また、リハーサルがなくても、打合せを必ずしてくれるところと、当日だけ、というところがあります。
そのあたりはよく確認されたほうが良いでしょう。

とにもかくにも花嫁が美しくなる一番の秘訣は「幸せな笑顔」です。
ヘアメイクはそのサポーターでしかありませんので、健康には充分注意して、当日に臨みたいものですね。

リハーサル時の注意点をまとめてみましたので、ご参考になさってくださいね。
  • 当日着るウエディングドレスのお写真を持参する(モデルではなく、新婦が着ているのが良い)
  • イメージなどがあれば雑誌の切抜きを持ってくる
  • ヘアアクセサリー(ティアラにするかお花にするか)やベールなどの小物を決めておくとより具体的になる
  • 白っぽい襟ぐりの開いた洋服だとイメージが分かりやすい
     (持参して、着替えられてもOKです。サロンによってはバスローブを貸し出してくれるところもあります。)
  • ノーメイクまたは薄めのお化粧で
  • ヘアにはムースなどつけずに、完全にかわいた状態で
  • お肌の保湿をしっかりしておく
  • 顔そりなどをしておくとベター
  • ウイークポイントとご自身で思っているところや気になっているところ(にきびなど)ははっきり伝えておく
  • お肌の過敏な方は通常お使いの化粧水・下地・ファンデーションなどを持参する
  • 少しでも不安に思うことや、不満があった場合は、できるだけストレートに担当者に伝える
  • あまり細かい注文をつけるよりは、ある程度ヘアメイク担当者にまかせると新しい自分を発見したりします☆

私どものお客様のほとんどは、ヘアメイクリハのあと「とても楽しい時間だった」とおっしゃってくださいます。
自分が綺麗になっていく過程は、女性なら誰しも喜びを感じることでしょう。

また最近は新郎のヘアメイクのご希望も増えてきました。
花嫁が綺麗になって、新郎が普段のままではフォーマル度は半減します。
新郎もまゆげを整えたり、こざっぱりとした表情で花嫁の隣に並ぶと、より素敵な新郎新婦になりますよ☆
招待状に「平服で」と入れたい
何年か前から、「平服で」と入れたほうが「暖かいイメージ」または「オリジナルな感じ」という変な思い込みがあるような気がしています。
個人的な意見で本当に申し訳なく思いますが、私はこの文章、あまり好きではありません。

皆さんはどうでしょう?
平服で、と書かれていたら、何を着ていくか迷いませんか?

以前、「平服で」と書かれた招待状を受け取った披露宴に行ってみたら、たった一人だけ、Gパン姿の方がいました。
ゲストの男性はほとんどがブラックスーツでした。
どんなに恥ずかしい思いをしたか、想像に難くありません。

「平服で」は「正礼装ではありません」という意味です。
ですので普段着はNGで、やはりきちんとしたスーツや華美すぎないワンピースを着ていく必要はあるのですが、きちんと理解している人は、果たしてどのくらいいらっしゃるでしょうか?

さて、「平服で」の披露宴、新郎新婦は何を着ているでしょうか?
ほとんどのケースは、ウエディングドレスと、メンズフォーマルに身を固めているではないですか。
本人たちがフォーマルなのに、「平服で」というのはどうだろう?
と思ってしまうのは私だけでしょうか?
ウエディングドレスの周りを囲むのは、フォーマルな姿が似合うと思います。
披露宴というお祝いのお席、カジュアルなレストランでも、お洒落して出かけてもらえば、華が添えられるのでは?
コース料理をいただく機会も、そんなに何回もあるわけでないのですから。
もちろん、二次会だって、華やかさがあってもよいですよね。

例えば本人たちも、ウエディングドレスではなく、カクテルドレスやワンピースなどであれば、「平服で」と書いても一向に構いません。

私の場合、招待状に「平服で」と入れたい新郎新婦には「和やかな披露宴にしたいと考えておりますのでどうぞお気軽にお越しくださいませ」という文章を提案します。
また、立食や着席でもビュッフェスタイルと分かっていたら、「当日は立食のビュッフェスタイルです」などと書いておくと特に女性は靴や服装を考える思いますし、より親切かと思います。
イメージが違う!
海外ウエディングをされたYさん、写真やヘアメイク、ブーケのイメージが思っていたのとあまりにも違い、愕然とされたようです。
一生に一度のウエディングなのに、辛い思いをされていること、同じ業界の人間としてとても心苦しく思います。今回は、この事例について検証してみますね。

イメージが違う、というのは、通販カタログでもよくあることです。
写真では素敵に見えたのに、商品が届いてみてがっかり、という経験をされた方は少なくないでしょう。反対に、安かったから買ったけど、思いの他ヨカッタ、ということもあるでしょう。

以前、カラーの講座を受けたとき、いろんな赤色のカードを置いて、「あなたが思う赤はどれ?」という質問を先生がしたとき、みんなの指差す方向が全く違っていました。ある人は鮮やかな赤、ある人は濃い目の赤、ある人は明るい赤・・・「The 赤」の認識が人によって違うのです。
「ブーケに使うお花は赤で」と言っても、思い浮かべる色が違っていたら、イメージと違うものができるのは当然です。

では、どうすればよいでしょう。
イメージは言葉だけではなく、「図」や「写真」で示すこと。当たり前のようですが、「ボールペン」を長々説明するより、そのものを見せたほうが伝わるのと一緒です。
ただ、ウエディング雑誌は「雑誌用」に作られているところがあり、同じお花でも色合いや、ニュアンスが違っていることもあります。また、お花でいうと、普段は婚礼では使わないような、長持ちしないお花が入っていることもあります。そこらへんは花業者とじっくり打合せを進め、できるだけイメージに近いお花を選ぶと良いでしょう。
「イメージに近い」、これが肝心です。「イメージと全く同じ」はありえない、と思うくらいの余裕がほしいと思います。余裕があれば、期待以上だったときの喜びも大きいと思います。

スナップ写真、こちらは希望のポーズを出来るだけ言っておくと良いでしょう。
相手もプロですから、希望のポーズを聞いてくれない業者もあるかもしれません。
時間がなかったり、無理難題な希望でない限り、そういう業者はあきらめて、他をあたっても良いかもしれません。ほとんどのところは、「披露宴の流れ」に沿って写真を撮影します。なので、細かい注文をされるとかえって良いお写真が残らない可能性もなきにしもあらずです。
「指輪にこだわったので、ぜひ二人の手を撮ってほしい」ですとか、「この会場のこの場所で必ず撮りたい」などという具体的で、ぜひここだけは、という希望を伝えると良いでしょう。あとから「二人の指輪の写真がない」とか「あの場所で撮りたかった」と言っても後の祭りです。
ただ、カメラマンもプロですから、ある程度はカメラマンにまかせるようにしましょう。

言わないことは伝わりません。
ヘアメイクの打合せのときには気に入った感じだったのに、挙式後に「あまり気に入らなかった」と言われてもどうしようもありません。例えば、髪を切りに行かれたときに、スタイリストは必ず「このくらい切るね」と言ってから切ります。そのときは「Yes」で、切ってしまってから「切りすぎだ」と言われても直しようがありません。性格的に本音が言えない方もいらっしゃるかもしれませんが、正直に自分のイメージや好き嫌いを伝えることが、ウエディング成功への道だと、私は思います。

2人のウエディングをだいなしにしよう、と考えている人は、少なくても私の周りには一人もいません。
品質が悪くてもお金は取れる、なんて甘い時代じゃないのですから、皆、最高の喜びを味わってほしい、と思って一所懸命です。その一所懸命さが災いして、おせっかいになってしまうこともありますが、お二人のことを思う余り、です。
ですから、イメージと違った、気に食わない、ということは私たちにとっては一番ショックな出来事です。
Hitomi Produceのモットーは「親身になる」ことと、「いただいた金額以上の仕事をする」なので、「イメージ以上だった」と言ってもらえることが最高のご褒美だと考えております。

さて、話を本題に戻しますね。
Yさん、写真の業者に対して、ネットを通じて次に結婚する人のために警告を発したい、クレームをつけたい、と怒っていらっしゃいました。
私の回答です。
『公にすることは、私としてはあまりお勧めできません。
それは、Yさんと、業者の話し合いで問題が解決する可能性もありますし、「感じ方の違い」と言われてしまえばそれまでです。また、もし満足している人がそれを見たら、けっして良い気分にならないでしょう。
クレームをつけるのは、当の業者につければ良いこと。業者も、それによって改善されることもあるかと思いますし、改善されないようであれば、そんな業者は淘汰されていくと私は思います。そこで他の人を巻き込む必要はないと思います。また、そんな業者のために普段の新婚生活に影響が出るのも、もったいないと思います。「見る目がなかった」と思って、幸せな生活に早く戻ってほしいと願っています』

言うのは当日でもかまいません。気がついたときに言っていただければ、すぐに対処できます。当人の業者には言わずに、暴露本を出したり、匿名でネットに書き込みをすることは、フェアではない気がします。
Yさんは、その業者はその国では一社だけなので、淘汰されることはない、とおっしゃってましたが、商売はそんなに簡単なものではないと私は思います。

私たちはプロです。
お金をもらって仕事をしています。プロという肩書きを持つ以上は、完璧に「近い」、そして、お客様に喜んでいただける仕事をしなくてはいけません。
業者によっては、私たちがあまりにうるさく言うので、取引をやめたい、と言ってくるところさえあります。うるさく言うのは「良い仕事をしたいから」なのに、それが分からない業者はこちらからもさようなら、です。
そして、私がお客様に思うのは、「正直になんでも話して」ということです。イメージに「近い」ウエディングのためには、お客様とのコミュニケーションが不可欠だと思っています。これを読まれた皆様は、どうぞ遠慮なさらずに、なんでも話してくださいね☆☆
お色直しはしたほうが良いの?
ドレスショップを回られたお客様がご不安になられたようです。
「ドレスショップの店員に、お色直しをしないと、花嫁の息つく暇がなく疲れてしまいます。
綺麗な笑顔でいられるためには、一度中座したほうが良いですよ、と言われました。
私としては、その時間がもったいないように感じるのですが・・・」

また違うお客様がこんなことを言われました。
「私としては、お色直ししてもしなくてもどっちでもいいんです。
進行として、メリハリがないようだったらお色直ししますし、大丈夫だったらしなくても良いです。」

新婦が、白のウエディングドレスから色のドレスへ、または和装から洋装へ、お着替えになられることを「お色直し」と言います。
最近は、ウエディングドレスのみをお召しになり、ヘアスタイルやブーケを変えてイメージチェンジをされる方も多くなってきましたし、もちろん一着で通されるかたもいらっしゃいます。
この風習は平安時代の宮中から受け継がれてきている、日本独自のものです。
婿入婚の場合は男性が、嫁入婚の場合は女性がお色直しをします。
それは「嫁家の家風になじむ」という意味で、その家の人になったことを表します。

さて、お色直しはした方が良いかどうか?
まずはそのメリットをどちらも挙げてみましょう。

お色直しをするメリット
  • いろいろな衣裳が着られたり、イメージを変えることができる
  • お手洗いに行くことができる
  • 緊張した状態がずっと続くことも考えられ、ホッとできる
  • 気になるところがあれば、中座することで修正することができる
     (ヘアスタイルや、メイク、衣裳など)
  • 人の目を気にせずにドリンクなどが飲める
  • ゲスト同士でもゆっくり会話ができる
  • 伝統にのっとることができる
他にも沢山あるかと思いますが、こういったことが挙げられます。

お色直しをしないメリット
  • せっかくの衣裳を長く着ていられる
  • 予算が安くあがる
  • ゲストと長くお話したり、写真を撮ったりしたりできる
  • 短い披露宴の時間を有効に使える
     (時間に無駄がない)
  • 中座中は分かりにくいゲストの反応を見ていることができる
  • ゲストと一緒に食事ができる
などがあげられます。

私はこう思います。
お色直しをしたほうが良い、ということはありませんし、しないほうが良い、ということもありません。
進行のメリハリも、お色直しにはそんなに関係しません。
新婦の体調や、着られたいご衣裳、ご予算、どういう披露宴にしたいかなど、お二人それぞれ合わせて決めるのが良いと思います。
あと、ご両親様がどうしても和装を着てほしいとか、色ドレスを着てほしいというリクエストもあるかと思います。
新郎新婦のいない時間帯は、ゲストもくつろいでますし、お色直しをするとゲストに失礼ということはありません。
(30分以上中座していたり、何回も中座すると失礼になることもありますが・・・)
また、反対にキャンドルサービスやドラジェサービスで、一回退場しないとおかしい、ということもありません。

ただ、これだけは事実です。
披露宴の2時間や2時間半のお時間は、お二人にとってはあっという間、ゲストにとっては程よい時間です。
その2時間〜2時間半の時間、お二人も楽しめて、ゲストを「もてなす」ということを考えたら、お色直しの回数は1回までだと思います。
余興やスピーチで時間いっぱいになってしまう披露宴や、ゲストと会話する時間を長く取りたい、と思われたら、短時間でお色直しできる方法にされるか、ずっとそのご衣裳で通されることをオススメします。

衣裳屋さんの意見も、もっともなところはありますが、いろんなことを考えて、決められてくださいね。
最初に担当のプロデューサーや婚礼担当者にお二人の考えを伝えておくのも肝心ですよ☆
持込み料はどうしてかかるの?
(下記に書くことはあくまでも一般的な話です。
持ち込んで悪いということはありません。)

引出物1個につき500円、カメラマンを持込むと5万円、衣装一点につき2万円など特にホテルや式場では必ずと言っていいほど持込み料がかかります。
最近はレストランや貸しホールなどでも持込み料をつけるところがあります。

Hitomi Produceでは持込み料は一切いただいてませんが、できれば持ち込まれたくない、というのが本音です。
それは売り上げが減るということよりも、大きな理由があります。
円滑な運営が難しくなるからです。
普段、婚礼はチームで動くことが多いのです。
会場と美容師、カメラマン、介添えや司会、ピアニストなど、それぞれは個々の業者ではありますが、全て関連していて、意思疎通がうまくいっているとその婚礼も円滑に進んでいきます。
たとえば美容師がそろそろ花嫁のお支度が出来上がってきたころにカメラマンを呼びますが、そのときは美容師に邪魔にならないように撮影しなければなりません。
介添えも、会場の邪魔にならないように立ち位置などを心得なければなりませんし、ビデオ撮影とスナップ写真はお互いが良い位置がキープできるように配慮しあわなければならず、かつサービスマンの邪魔にならないように工夫しています。
時間配分も何度も一緒に仕事している美容師やカメラマンなら時間が読めますが、持込みの場合は時間を確認しながら進めなければいけません。
持込みの業者の場合は一から電源の場所や導線を教える必要がありますし、その分の労力に対してのお金と思っていただいても良いでしょう。

衣装や引出物も間違いのないように確認したり、セットしたりします。
お客様の中には、衣装や引出物の持込み料がもったいないと当日に衣装を持ち込んだり、引出物をご自身でセットしようとなさる方もいらっしゃるようです。
ですが、どうでしょう?当日の本人にそんな余裕があるでしょうか?
引出物を当日持ち込もうとしたら渋滞にあい、引出物セットが間にあわず友人に頼み、自分は汗だくのままヘアメイクに入ったという話があります。
また、衣装を当日持ち込んだら、衣装の付属品一式を忘れてきた、という話も聞きます。
持込みのブーケが、披露宴の途中でしおれてきた、という話も少なくありません。
笑えないですよね。
持込む場合にも、持込み料をはらって、前日からきちんと管理していただいたほうが当日晴れやかな笑顔でお客様を迎えることができるのではないでしょうか?

予算の都合もあるでしょうし、自分の知り合いに頼みたい、ということもあるかと思います。
最近は、本当に皆さんセンスがよくなってきて、持込みの衣装を見てもお二人らしいものをお選びになってますし、引出物もこだわりを感じるときがありますので、持込みが悪いということではありません。
また「こいつのためなら一肌脱ぎたい」と思っているご友人もたくさんいらっしゃる場合があります。
ご友人のありがたみを感じられて、持ち込んで良かった、という声も少なからずあります。
友人ならば納得できますが、わざわざ外部のプロに頼むのはどうしてでしょう?

私としては外部の業者に頼んでしまう前に、会場にある商品をもう一度見直してみましょう、と言いたいです。
最近はどこの会場もラインナップが豊富ですし、意外に気に入るものもあるかと思います。
少し高くても、会場を熟知している業者のほうが、気も遣わず、良いものが提供できるということもあるのでは?
会場の商品が納得できないから、という理由もあるでしょうね。
Hitomi Produceでも商品や提携先を常に見直して、お客様に納得してご依頼いただけるように啓発しています。

Hitomi Produceでは、たとえば衣装業者でも会場の下見をしていて、会場の特徴をよく分かっていますし、カメラマンも、格好の場所はどこなのか把握しています。
プロデューサーやそれぞれの業者が意思疎通があるということは安心感もあるはず。
どんなにプロのカメラマンでも、婚礼のマナーを心得ていない業者もあります。持込みの業者はお二人が搬入時間や、設置場所を伝えたりすることが必要になり、連絡ミスで当日イメージが違った、ということのないよう、しっかり確認しなければいけません。
もちろんプロデューサーも管理はしますが、確認はお客様の手にゆだねられます。
こちら側の業者であればお客様の希望や変更は窓口が一つで済みます。
窓口を一つにする、ということも、忙しいお二人には重要なポイント。
一度にいろんなことが済んでしまいます。

ただ、予算のことではなく、このカメラマンに惚れて、とかこの衣装を着るのが夢だった!などという理由なら、お金を払ってでもぜひ持ち込みましょう。
要は「納得できるかどうか」が肝心。
結婚式後に後悔するのは良くないですから。
引出物は夫婦一つでいいの?
ちょっと長いです。ごめんなさい!

引出物は夫婦一つでいいの?

引出物は夫婦一つで良いか?の他、家族にはつけなくて良いか?
主賓は引出物の内容をアップさせたほうが良いか?
親族と友人で引出物を替えたいけど、できるか?
全員に違うものをあげたいが大丈夫か?
などの質問が多くあります。

中には、引出物をなくそうかと思っている、という相談もあります。

まず、引出物とは何ぞや、というところからお話しましょう。
広辞苑を引いてみました。
「饗宴の時、主人から来客へ贈るもの。
古く馬を庭に引き出して贈ったことから起こり、後には武具を贈った。
現在は鰹節・砂糖など、饗応の膳に添える土産物、さらに広くは招待客への土産物をいう」。

現在の引出物は、「形に残るもの(引出物)」と「食べられるもの(引き菓子)」の2つを用意するのが一般的です。
当日の記念になる(思い出になる)品と、二人の幸せを考え、また当日を思い出しながら食すもの、という意味です。(地方によっても異なります。2品は首都圏の場合で、割り切れる数字を嫌うことから、3品〜5品つけるところもあります。)

上記の質問には、私はこう答えます。
もう何度もこのコーナーで書いているのですが、「自分がその立場だったらどうかを考えてみましょう」と。
考え方は人それぞれですが、「こう思う人もいるんだ」という参考に私だったら、を書いてみましょう。

もし私が友人や親戚の披露宴に夫婦で出席したら、恐らくご祝儀は5万円は包むでしょう。
全く同じ物や、引き菓子は2個いらないけど、「奥様用」に一つ何かあるだけで、二人の心遣いが感じられる気がします。

もし私が姉や弟、息子や娘の披露宴に出たら、ゲストに何をあげたか知りたいし、当日の記念品に引出物は欲しいな。

もし私が上司だったら、ご祝儀はそれなりに包むでしょう。
同期や同僚と同じ額ではいけないな、と思うはず。見返りは期待しないけど、引出物が皆と少し違うだけでその人の評価は断然アップかも?

もし私が友人で、隣の子と違う引出物だったら隣の友人が何をもらったか気になるなぁ。
帰りに一緒にお茶でもしたら、きっと品評会をしちゃうかも。
そのときに、友人の引出物が良く思えたら嫌だなー

そして、引出物がもしなかったら、「あれ?あとから郵送?」と思ってしまうかも。
「もしかして、引換券があったの?」とか余計な心配をしてしまいそう。。。

一般例でお話します。
引出物は夫婦一つで良いですが、一人で来てる方よりも一品多くつけてはいかがでしょうか?
例えば、紅茶や女性用の小物です。

家族にも引出物はつけましょう。
荷物になるからいらない、と言われた場合は、当日一応差し上げて、宅配便を用意してあげたり、タクシーを手配してあげれば良いのです。
家族こそ、これから長くおつきあいするいわば主賓。
家族を大切に考える気持ちは、お嫁さん、お婿さんの得点もアップするのでは?

主賓には、引出物の額を少し上げるか、お車代などで対応するのが一般的です。皆と同じ引出物に一品プラスでも良いでしょう。

親族と友人で引出物を替えるのは良いかと思います。
もちろん、同じものでもOKで、後から手土産を持って遊びにいったり、新婚旅行のお土産をお送りすると良いでしょう。
親族だけ替える場合は、親族の方がご祝儀の額も期待できますので、少しだけ高価なものにするか、一品多くつけます。(一例:友人3500円、親族5000円に、それぞれプラス引菓子または親族のみ鰹節やお砂糖をつける)

ただし、引出物の種類は3種類くらいまで。親族、女性友人、男性友人くらいですね。
女性同士で引出物が違うと、あとで面倒なことになる可能性も。
その子の趣味に合わせて、と思って選ぶ引出物は、貴方の自己満足でしかないかもしれません。

そして、引出物をつけないのは、よっぽどゲストに趣旨を説明しない限りまた、ご両親様の理解がない限りは考え物。今の日本では、二次会でも記念品があって当たり前と思っている人も多いのです。
(特に女性は・・・ですが)

後で箪笥のこやしになってしまう引出物でも、開けるのはワクワクするもの。
引出物の予算はその地方の風習に合わせておくのが無難。ケチらないほうが後々得策です。
(手造りでない限り、品物の値段って意外に分かりますから)

そして、肝心なのは、引出物の袋の大きさは統一することです。
引出物選びのときに、袋のサイズも気にしましょう。

そして・・・引出物を何にするかうんと迷ったら、カタログ引出物がお勧め。
賛否両論はありますが、ゲストの欲しいものが手に入ります。
欲しいと思っていた大容量の水筒を取り寄せたり、ティファニーのワイングラスより、嬉しいときもあります。
(これは個人的な意見ですよ。ティファニーのお皿は嬉しかったです☆)

あとは、うんとこだわったもの、手造りのもの、ここでしか手に入らないもの、などにするのも一案。
二人の記念品として、思い出深いものになることでしょう。
列席者の服装は?
今回はHさん他、いろんな方からからよく聞かれる質問です。

列席者の服装は?

「友人の結婚式に出ることになったけど、どんな服を着ていけば良いか」
「列席者の男性から黒のスーツじゃないとだめか、と聞かれた」
ご友人の結婚式・披露宴。実はHitomiも悩むところ。

いざ自分が正解の服装で行っているか、問い詰められたらちゃんとは答えられません。
私は一応答えているのは、「ワンピースが基本だけど、華やかならツーピースでも良いでしょう。お祝いの席に地味な服はタブー。夜ならロングスカートやラメ入りの服装もおしゃれ」というちょっとどっちつかずの答え。

リクルートスーツはもっての他だけど、フォーマルさが出ているなら個性で選んでも良いのではないでしょうか。
雑誌や本を拾ってみると「昼は光らない素材のワンピースかアンサンブル、夜はレース・絹・ベルベットなどのドレッシーな洋服で。男性は礼服か略礼服で、いずれにしても好感の持たれる、明るく、上品な装いで」
と書いてあります。

男性はスーツでも、ワイシャツの色を明るめにするなど工夫したら良いと思います。
学生は昔は制服が正装と思われてましたが、披露宴に制服はなんだか違和感が。白いブラウスにパンツやスカートで清楚な装いが良いのではないでしょうか。

子供もちょっとおめかしさせましょう。
夏の室内は驚くほど寒いこともあるので、冷房対策も考えて。
バックは小さめのものを。足元にも気をつけて。お化粧も普段よりちょっと念入りに。
お車代はいくらが妥当?
今回はMさん他、お客様からよく聞かれる質問です。

お車代はいくらが妥当?

遠方からのお客様や、大学の先生などわざわざ二人のために出席してくださる主賓などには、一般的にはお車代を出します。それは「招待制」なのですから、招待してる側が本来は全額持つべきで、「お祝いなんだからあげなくて良い」という考えは成り立ちません。

その金額の目安は「予想される交通費実費」になるかと思いますが、私はいつもこう答えています。
「もし貴方がその遠くからいらっしゃるご友人の結婚式に招かれて出席した場合、いくら欲しいですか?欲しいと思われる金額を包んでください」と。

例えば、私が地元北海道の友人の披露宴に出席する場合、安い飛行機を使っても最低3万円はかかります。ですが、3万円ももらうのは恐縮します。
1万円〜2万円包んでくれたら、気持ちが良いと思います。

あとはいただけると予想されるご祝儀をお返しするくらいの額をお渡しするのも良いかと思います。友人なら2万円〜3万円・上司なら3万円〜5万円が目安です。

どこまで遠方か、という疑問もあるかと思います。
そちらも、ご自身がそちらへ行かれた場合、お車代があったら嬉しいか?の判断基準で良いかと思います。

お車代は「義務」ではありません。「気持ち」です。
例えば、遠くから来てるのに、受付や写真撮影までお手伝いさせているようなら、もう少しはずんでも良いでしょう。
あと、親しい仲間だけど、皆が遠くでお互い様だからお車代はなしにしよう、と相談しておくのも良いかと思いますが、中には「結婚されない人」もいますし、「結婚しても披露宴をしない人」もいます。
いずれにしても、結婚する当人だけが得をするようなことだけは避けたいものです。
新郎新婦の人数のバランスがとれない
今回はAさん他、お客様からよく聞かれる質問です。

新郎新婦の人数のバランスがとれない

「新郎の会社関係が多く、人数のバランスが取れないのですが・・・」
「新婦の友人が多くて、新郎側と釣り合わないと喧嘩になりました」
などなど、人数のバランスについて、悩まれる方が多くいらっしゃいます。

私はこう思います。
歩いてきた人生が違うのですから、招待したい人数も違って当然だと。
生れた環境や育ってきた環境がそれぞれあります。
なぜ同じ人数に合わせられるのか、私はそっちの方が不思議です。

例えば、新婦側が3人に新郎側が90人、なんていう極端な場合には新郎側だけのご友人を招待して、「新婦を披露する会」にしたら良いと思います。
新婦側は3人で集まってこじんまりとパーティをお勧めします。

ですが、30人と50人、とか、60人と20人といったような差であれば全然気にされなくて良いのではないでしょうか。
親族の数、会社関係の数しかりです。人数を合わせるために親しくもない人を呼んだり、呼びたい人を削ったりすることほど、悲しいものはありません。
自分が本当に呼びたい人、これからお世話になっていく人を招待する、これが本来の披露宴ではないかと思います。

私の姉の夫は早くに母親をなくし、父親も親戚づきあいがほとんどなかったため、姉の結婚式に来た義兄の親族はお父さん一人でした。でも、我が家は親戚が多く、30人もいました。
親族紹介は「新婦の親戚を義父に紹介する」という形になってしまいましたが、それでも、親しくない親族を無理に呼んで義理を感じることがなくて良かったと思います。
まぁ、家側の出席者の中にも、小さいころに会ったきり、一度も会ってない親族もいましたが(この人誰?っていう人がいました)、両親が久々に会えて喜んでましたので、それはそれで良かったのではないでしょうか。

ご両親様が体裁が悪いと言われる場合が多くあります。
その場合は席次表の肩書きから「新郎側」「新婦側」の表記を抜くなど気を悪くしない方法を考えても良いかと思います。
また、配席が大変になる場合もありますが、新郎側新婦側にこだわらず、両親に両家一緒に座っていただくなどの工夫があっても良いかと思います。

※会場が決まっている場合は、収容人数が決まってますので、許容量に合わせて人数を調整する必要はあります。
席次表は必要?
今回はお客様からよく聞かれる質問です。

席次表は必要?

「当日だけしかいらないものなので省きたいのですが・・・」
「会場の人が案内してくれればいらないと思うのですが・・・」
最近お客様からこういった要望が多いのでその時に私がお答えしていることを記しておきます。

反対の立場で考えてみてください。
特に女性は「自分の隣は誰かな?」と不安になるのではないでしょうか?
どんな人たちと一緒のテーブルか、どんな人たちが来ているのか、できれば知りたいですよね。

また、席次表はゲストがどの席に座るのかを確認するためだけにあるものではありません。
「どんな人たちを今日招いたのか」
一人一人説明できないから紙に記しているとも言えるのではないでしょうか。

ただ、席次表はそんなに安くありません。1通最低でも500円くらいで、60人いたら30,000円はかかりますから、無駄と考えても無理はありません。私はそういうものこそ、手造りしてください、と言っています。
何も重厚にする必要はないですし、紙ペラ1枚で良いのです。待合のときに時間つぶしにもなります。

ボードで全員が見えるようにするタイプでも良いかと思います。
ただ、席次表は位置関係が難しく作るのも大変だったりします。
手間賃だと思ってプロに頼むか、こだわって手間をかけるかの選択になるかと思います。
席次表を作らないお客様の受付で、「席次表は?」と聞かれるのは慣習があるからです。
オリジナルウエディングと手を抜くウエディングは違うのだということを理解していただきたいと思います。
(ただし、二次会や1.5次会的なパーティはこの限りではありません)
HitomiさんのおすすめBGMは?
「二人とも音楽にはあまり関心がなく、またどんな曲をかけて良いのかさっぱり分からないので、Hitomiさんのお勧めがあればぜひ教えてください。」

以前に「BGMはどんなのが良いの?」との質問をいただいたとき、お二人のお手持ちのCDからお二人らしい曲を、と答えたのですが、具体名を挙げてほしいという要望が多くありましたので、僭越ながら私の好みの曲を書いておきますね。あくまでも参考までに・・・

クラシックのベスト盤ともいえる「やすらぎ」(住商の通販で販売)
ジャズのベスト盤ともいえる「きらめき」(同上)
「Image」「Feel」「Pure」などのヒーリング系のシリーズ
ディズニーのベスト盤
「ハイエナジースペシャル・ベスト’80」80年代のディスコ曲
「Love Ring Best」
「プリティブライド」のオリジナルサントラ
ゼクシーナチュラルウエディング「カジュアル」

上記のCDの中だけでほとんどのシチュエーションがまかなえます。
しっとり系も良いですが、明るくてノリの良い曲が私は好きです。
披露宴は「お祝い」の席。
踊りたくなっちゃうような曲が良いのではないかな〜というのが私の持論なのですが、人によってはもっとおとなしい曲をお好みの方もいらっしゃいますので、その場合は「エンヤ」のベストや「ケニーG」などをお勧めしてます。

またクラシックでもポップスでもできるだけテンポの良い曲を選びたいものです。よく退場の曲をうんと淋しげなまるで映画のワンシーンのような曲をかける方もいますが、お二人の旅立ちは陽気に見送りたいですよね。

会場の雰囲気によっても選曲は異なってくるかとは思いますが、重厚な雰囲気だから重厚な音楽では、本当にかたーい披露宴になってしまいますよ。雰囲気を和らげ、かつ邪魔にならないかつお二人らしい曲を選んでいただくのが一番お勧めです☆
今までに感動したスピーチは?
今回はNさん他の質問です。

今までに感動したスピーチは?

「友人にスピーチを頼まれたが何を言って良いかわからない」
という質問が多くあります。確かにしゃべり慣れている方でも婚礼となると堅苦しく感じられることもあるのでしょう。

スピーチは原則として、お二人の人となりを話したあと、結婚に対するアドバイスや二人への祝福の言葉を述べるのが一般的です。「切る」「別れる」などを想像させる言葉はいけないという忌み言葉もありますが、あまり堅く考えず、ご自分なりに楽しく、また素直にまとめられるのが理想的です。

例えば新郎新婦の知られざるエピソード(落ち込んだときに飲みに誘ってくれたなど)がちょっとでも盛りこまれていればそれだけで新郎新婦は感動してくれるはずです。

時間はあまり長くなるのも考え物なので、3分ほどでまとめていただくとプロデューサーとしては助かります。
大学教授や会社上司にありがちなのは自分の研究や、会社の宣伝なのですが、これはゲストもうんざりしていることが多いので気をつけてほしい一つです。

どうしても上手くまとまらない方のために、Hitomiがお勧めの詩と名言集を以下に書いておきます。


■「祝婚歌」吉野弘

二人が仲睦まじくいるためには/愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい/立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧を目指さないほうがいい/完璧なんて不自然なことだから
うそぶいているほうがいい/二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい/ずっこけているほうがいい
互いに避難することがあっても
避難できる資格が自分にあったかどうか/あとで
疑わしくなるほうがいい/正しいことを言うときは
少し控えめにするほうがいい/相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい/立派でありたいとか
正しくありたいとかいう/無理な緊張には
色目を使わず/ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい/健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに/ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい/そして
なぜ胸が熱くなるのか/黙っていても
二人にはわかるものであってほしい


■名言集

「男と女という、こうも違った、また複雑な二人の人間の間で互いによく理解し、ふさわしく愛するために、一生を費やして長すぎるということはない」コント

「真に結ばれている夫婦にとっては若さがなくなったからといって不幸ではない。共に年をとるということが、年をとるという辛さを忘れさせてくれる」モーロア
招待状・返信葉書は必要?
今回はSさん他の質問をまとめました。

(1)招待状は必要?
(2)返信はがきは必要?
(3)返信はがきに切手は必要?

「招待者には皆に連絡をとって、来ることを確認している、招待状はいらないのではないか?」
「返信はがきをなくして、電話連絡で良いか」
「会社の人には返信はがきに切手をつけなくて良いか」
などの質問がたまにあります。

少しでも予算を抑えたいという気持ちは分かりますが、結婚式の大切な入り口で節約するのは考え物です。
また、電話連絡ですと、出欠が確認できるのはメモになり、「言った言わない」になりかねません。
当日出席されなかったり、欠席のはずの人が来ることも考えられるからです。

私はこの仕事をする前、友人から「招待したいが、招待状が足りなくなった、電話で申し訳ないが出て欲しい」と電話がありました。何人かの友人も同じことを言われたようで、私は出席しましたが、中には「そんなに大事にされないなら出ない」と怒って欠席した人もいました。

その友人は結式が終わってからも、挨拶状も写真の焼増も送って来ず、なんとも後味悪く思いました。
結婚式で友人をなくすなんて、考えて見たら本末転倒ですよね。親しき仲にも礼儀あり。

特に「ハレの日」だからこそ、礼儀はわきまえたいものです。
招待状はフルセットできちんと出しましょう。その方が招待される方も気持ち良く出席していただけるはずです。
宛名書きはご自分で書いても差し支えありません。
知らない人に書いてもらう必要はまったくないので、節約するならそこを節約しましょう。
最近の横書きの招待状でしたら、筆で書く必要もなく、横書きで住所を書けます。

会社の方には、お名前のみ書いて手渡しでもかまいません。
封筒に切手はいりませんが、返信葉書には貼っておきましょう。
「ケチだな」と思われたら、会社での評判も悪くなりますよ。

招待状はチャチでなければ手作りでもOKです。最近は素敵なカードも売っているし、パソコンも向上してきて、印刷会社に頼むより豪華に作るかたもいらっしゃいます。
ただ、労力と出来映えを考えて。招待状の値段は1通400円くらいから。
プロに頼んだ方が安い場合もあります。
衣裳試着の際の注意点は?
今回はHさんからの質問です。
「衣裳試着の際の注意点は?」

試着に立ち会うと、たまにびっくりすることがあります。
試着をするって分かっているはずなのに、くたびれた下着や大胆過ぎる下着を着けてこられる方がいらっしゃるからです。試着の時のポイントを箇条書きで書いておきますね。

  1. 下着は白・ベージュ系のものを選ぶ
    (黒や派手な色はウエディングドレスから透けてしまうことがあります)
  2. ブラジャーはストラップが外れるタイプがベスト
    (最近はドレス用の下着を貸してくださるところがほとんどですが、心配なら確認をしておきましょう。貸し出してくださらない場合も、ドレスが決まるまではわざわざドレス用のファンデーションを事前に購入することはありません。)
  3. フレアーパンティを着ていくと恥ずかしくありません
    (フィッターの前で、パンティだけになるのはちょっと恥ずかしいですよね)
    特に生理中の方はご用心!完全防備をしておきましょう。
    気分も違うので、できれば、生理日じゃない日に試着に行くのがBEST。
  4. ストッキングをはいておく
    (素足にパンプスを履いてあわせると、当日違う感覚になる可能性も)
  5. 髪をアップにしておく
    (フィッターがアップにしてくれたりしますが、仮止めなので、直すのが
    大変だったりします。短い人はそのままでOK)
  6. 洋服は着脱しやすいものを選ぶ
    (かぶるタイプのセーターなどはお勧めできません。前開きのものを)
  7. 化粧はあまり濃くしない
    (花嫁らしく清楚な感じのお化粧で行くと、当日の感じをつかめます)
  8. 使いたい小物やアクセサリーがあれば持参する
  9. むだ毛の処理をお忘れなく
  10. 当り前のことですが、シャワーを浴びたりして清潔にしておく
以上はウエディングドレスの場合です。和装は洋服の上から合わせますので何を着ていってもOKですが、ハイネックだけは避けましょう。
ドレスを選ぶ前に、雑誌などで、どんなタイプが好みか検討しておくこと。
やたらめったらに試着しても迷うばかりで効率良くありませんよ。
好きなタイプと、似合うタイプが違ったりしますので、
タイプの違うものを3着くらい試着させてもらいましょう。
当日はフィッターの「似合う〜〜」攻撃に負けず、本当に納得できる一点を選んでくださいね。
両親への花束贈呈は相手の両親にあげるの?
今回はMさんからの質問です。

「花束贈呈を考えていますが、式場の方に相手の両親にあげるのが普通と言われました。私としては自分の両親にあげたかったのですが、相手にあげるのが常識なのでしょうか。」

今まで育ててもらった自分の親に感謝の気持ちを手紙に託しておきながら、相手の親に花束贈呈をする・・・矛盾を感じるのは当然です。
業界用語で、お互い相手の両親に花束を贈呈することを「クロス」自分の両親に贈呈する事を「ストレート」と呼んでいます。

私は個人的にはどちらもあまり好きではありません。
それは、二人にとっては、これからはどちらも自分の親になるからです。
そこで、私がお勧めしてるのは、1度に贈呈するのではなく、まずは、新郎側の両親に二人で、その後新婦側の両親に二人で贈呈する、という2段階方式です。これならどちらの両親にもきちんと挨拶ができますし、慣習に縛られることなく、気持ちを大切にできると思います。

ただ、一つお願いしたいのは、お手紙を2通用意していただくこと。
自分の両親宛だけではなくて、お相手の両親様にもお手紙を書き、読上げていただきたいと思います。いかにもお涙頂戴の演出は好きではないけど、花束贈呈はしたいと考えてる方にはもちろんお手紙は書くだけで、読まなくてもOKです。その時の音楽は明るめのものを用意し、司会者にも意図をきちんとお話しして、あまり仰々しい感じにならないようにお願いしておくと良いでしょう。

本来は花束贈呈は身内の中でやるものであって、招待しているお客様の前で行うものではありません。両親名で招待状を出している場合はなおさらです。
ですが、両親に面と向ってはなかなかお礼の言葉を言いにくいものです。
そこで披露宴と言う場を借りてお礼を言う、と考えることにしています。
花束じゃなくても、ご両親の記念になるようなものでも良いでしょう。
(例えば夫婦茶碗や、手造りマフラー、親子で写ってる写真をボトルに貼ったワインなど)最近はアレンジメントや鉢にされる方もいらっしゃいますよ。
海外挙式の場合の挨拶状
今回は掲示板からの質問です。

Aさんより『2週間程前に入籍しました。式は夏に海外で両家の家族で行なう予定です。
入籍した事と結婚式が7月にある事の両方を結婚通知に書きたいのですが、どんな感じの文面がいいか悩んでいます。 実は両家とも親戚を呼びたくないのですが、私のほうの親戚が「どうして行ってはいけないのか?」といった風に言ってくるのです。
両家とも家族だけってことにしたからと言ってるのですが。。「家族で行なうから」ということをうまく文にするにはどうしたらいいでしょうか?』

挨拶状を出す時期ですが、通常は挙式後に出します。正式には入籍=結婚なのですが結婚の報告とともに、挙式したという報告を兼ねることができますし、実際には挙式前に入籍される方も多くいらっしゃるからです。
また、挙式がいつ、と書くと、挨拶状を受けとった側もいつお祝いを贈ったら良いか迷ってしまいます。
ただ、引越しの報告を兼ねて出したい、という場合もあるかと思いますが、転送届などで対応される方が多くいらっしゃいます。
個人的には、差オ支えなければ挙式後に海外挙式の写真をつけて出されるのがお勧めです。
先に案内をしてしまうと、お友達にも「行きたい」と言われてしまう可能性もありますし、挙式後のパーティをする場合は2重の案内になるからです。

挙式後の挨拶状(例)
「○○の候 皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
さて 私たちは ○月○日 ○○(国名)の○○教会において
結婚式を挙げました
本来ならば挙式・披露宴にお招きすべきところではございましたが
(思うところありまして・または遠方でもあり
 ごく内々で・または家族の見守る中済ませました)
お招きいたさなかった失礼の段なにとぞお許しください
つきましては 未熟な私たちではございますが
(あたたかい家庭を築いてまいりたいと思っておりますので)
今後ともお力添えのほどをよろしくお願いします
(お近くにおいでの際はぜひ新居にもお立ち寄りください
(末筆ながら皆様のご自愛をお祈りいたし)
略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます」


挙式前の挨拶状(例)
「○○の季節になりました
皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます
さて 私たちは ○月○日に入籍し新生活に入りました
結婚式は○月○日に○○(国名)の○○教会にて行う予定です
本来ならば皆様をお招きすべきところではありますが
二人の希望で家族の見守る中で挙式いたします
失礼の段なにとぞお許し下さいませ
つきましては未熟な私たちではございますが
(あたたかい家庭を築いてまいりたいと思っておりますので)
今後ともお力添えのほどをよろしくお願いします
(お近くにおいでの際はぜひ新居にもお立ち寄りください
(末筆ながら皆様のご自愛をお祈りいたし)
略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます」

☆挨拶状にはま「。」や「、」は使わないのが通例です。
ご参考になさってください。
海外挙式と国内挙式
今回はKさん他、数名からの質問です。

急速に増えた海外での挙式。芸能人の影響もあり、年々伸びています。
海外挙式をされる方の事情は様々ですが、憧れや一つのファッションとして選択されるかたが多いように思います。
海外挙式を迷われている方のために、考えるべき点を書いておきます。
なぜ海外でしたいのか
(単なる憧れか?それとも事情があるのか)挙式には誰に参列してほしいか
(二人だけで良いのか、両親も参列してほしいのか)披露宴はどうするのか
(日本でも披露宴をするのか)その国にはちゃんとした婚礼のシステムがあるか
(ヘアーメイクやブーケなどの手配)新婚旅行と挙式を兼ねるのか例えば、会社関係の人は呼びたくない。本当に祝ってほしい人にだけ参列してほしい、と思う方には海外挙式やリゾート挙式はお勧めです。
近場で披露宴をするのに、上司に「貴方は呼びません」とはいいにくいですから。

また、予算がないから海外でしようと思っている方もいます。
挙ョ代金は確かに日本より安いところはあります。ただし、国や選ばれる教会によりけりです。
こだわりの強い方は海外より国内をお勧めします。システムが整ってきてはいますが、お花の種類も違いますし、海外には海外にあったやり方もあります。

笑える話しですが、ハワイ挙式のクレームの中に「日本語じゃなかったのでさっぱり分からなかった」というのがあったそうです。日本語を話す牧師もいますが、何のために海外挙式を選んだのでしょうね?英語でやるとは知らなかったのでしょうか?

私のお客様で海外挙式をやめて、レストランで披露宴したカップルが何組かいます。
理由は「おばあちゃんに出て欲しかったけど、海外だと難しい」
「親が胃を患っていて、今は大丈夫だけど急に海外に行けなくなる可能性もある」
「新婚旅行は二人がいい。挙式も入ると皆に気を遣わなければいけなくなる」などです。

「親に初めての海外旅行をプレゼントしたい」と考えている方もいます。
それはとても素晴らしい考えです。グアムなどの近場ですと、50人もご友人を連れて海外挙式される方もいます。素敵な仲間に囲まれて幸せな結婚ができることでしょう。

私個人の考えでは、海外で挙式されても、できるだけ日本でパーティを開いてほしいです。
私が貴方の友人なら、貴方の結婚を祝ってあげたいからです。
ただ、プレゼントやご祝儀をあげるだけではなく、貴方の晴れ姿を祝ってあげたいのです。
貴方が選んだ伴侶が貴方にふさわしい人なのか見てみたいのです。
それに、貴方の結婚にかこつけて、久々に友人に会えるでしょう。
披露宴はある意味で同窓会の役割もあるのです。

貴方も、色んなかたからのお祝い返しにあくせくすることなく、一同に会した場所でお礼を述べたり、伴侶を紹介した方が楽だろうと思うのです。披露宴は二人の紹介と結婚の報告の場です。
簡単なパーティでもかまわないので、ぜひ披露宴をしていただきたいです。

Hitomi Produceでは海外挙式から帰国後のパーティまでトータルでサポートできます!
料金の違いはなにからくるの?
今回はKさんからの質問です。
「雑誌で見ると写真や演奏者の料金がまちまちで、安いところは高いところの半額というところもある。
予算から言うと安いところに頼みたいが、安いと不安もあります。料金の違いは何でしょうか。」

一概には答えられない質問ですね。
例えば安いところであれば、企業姿勢で安くしているところ、薄利多売を考えているところ、安かろう悪かろうのところ、と様々です。
逆に高いところでも、利益をぼったくっているところもあれば、質の良いものを求めた結果高くなってしまったところもあります。

演奏者で言うと、中には学生を使っているところもありますし、プロとして活躍してる人を使っているところもあります。
両者を比べた場合、どちらが安いかは火を見るより明らかでしょう。
確かに上手な学生もいますが、婚礼経験に乏しく、タイミングが悪い演奏者もいます。ただ演奏がうまいだけでは、婚礼の演奏者にはなりえないことを知っておいていただきたいと思います。

適正価格になっているかどうかは、お二人の目利き次第ですェ、一回限りの披露宴ではやりなおしがききません。
自分の目でホンモノを確かめて、納得してから決めないと料金だけで決めたことを後悔することになりかねません。

私の立場から言うと、ホテルやプロデューサーがおすすめしているお花屋さんや演奏者、写真が高いからと言って、雑誌で見つけた安いところを持ちこむのは考えものです。
例えば私の場合、自分の目で見て確かな人選をしているつもりですしクレームのあった業者やセンスのない業者は2度と使いません。その上で適正な価格を心掛けております。

お客様が持ちこまれた場合、責任を持つことはできませんし、入館時間や設置場所など細かい指示を与えなければなりません。
また普段からお付き合いしている業者であれば話が早くても知らない業者にはかなりの気を遣わなくてはいけません。

例えば、スナップ写真であれば、いつもなら、「あ、今いい感じだから撮って欲しいな」と思って、カメラマンに要望するとすぐ撮ってもらえるのに、持ちこみ業者だと、「それはフィルムの無駄」と軽く言われてしまうこともあります。

お互いプロとして仕事してますから、プライドがあって当然。
ただ、プロデューサーが入る場合にはいつもならプロデューサーに主導権を持たせていただいているのに、そうはいかなくなってくるわけです。
あるときは、持込みの美容師が、1時間も遅れてくるということがありました。最初に時間を指定しておいたにもかかわらず、「私は早くできますから」の一言で終わり。
花嫁さんの心配どこ吹く風です。

特にホテルでは、時間で動いてますので、お花などを持ち込まれて時間内に設営が終わらないと大変なことになります。業者がお客様を待たせるのはもってのほか。
ホテルなどで、持ち込み料を取るひとつには、こういう事情もあるのだということをご理解いただきたいと思います。
決して利益だけではなく、万全な体制で、幸せな門出を迎えてほしい、そう思わないプロデューサーはいないと信じております。
両親・媒酌人の服装は?
こちらも多く寄せられる質問です。

新郎新婦が和装のみなら和装、洋装のみなら洋装、どちらもお召しになるならお好みで、がベターだと思いますが日本では教会でのお式でもお母様だけ留袖を着られる方が多いのが実情です。一番無難だからでしょうね。

基本はいろいろあるのですが、私が一番気を遣う所は全体のバランス・調和です。
両家ご両親様とご媒酌人様の服装や、新郎新婦の服装にできるだけ合わせていただくことです。

「格を揃える」ことがマナーだからです。
ご媒酌人様が洋装なら両親もできるだけ洋装にする。
新郎の父がモーニングを着られるなら新婦父もモーニングで。
新郎新婦がカジュアルなら、両家両親も一段格を落とす。
この原則だけ覚えていただければ後はお好みでよろしいのではないかと思っております。

ただしフォーマルな席ですので、ある程度の常識は必要です。
以下は第1礼装です。

お父様・ご媒酌人
和装:紋付袴  黒地羽二重に五つ紋のきものと羽織。袴は仙台平 末広を持つ
洋装:昼はモーニングコート、夜は燕尾服
手袋・胸ポケットのチーフを忘れずに
       ※ただし日本では夜でもモーニングコートを着用する場合もあります。

お母様・ご媒酌令夫人
和装:黒地五つ紋で江戸妻模様の留袖 末広を帯に挟む
洋装:昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレス
ロングスカート又はセミロングスカート
シックな色で華美になりすぎないよう配慮を。

※和装の場合は着付の手配が必要になりますね。
女性は、ヘアーセットも必要になってきます。
和装・洋装ともレンタルもあります。
(洋装は種類が少なく、おいていないレンタルショップもあります)
ご自前のものがあるかどうかの確認をお早めに。
心づけの額と渡すタイミングは?
「当日お世話になる方への心づけですが、誰にいつのタイミングでどのくらい渡せばよいでしょうか」
他、多数の方から同じような質問を頂きました。

心づけというのは、当日お世話になる方に「幸せを分ける」という意味で渡すもので、決して義務ではありません。プロスタッフでしたら、それなりのお金をきちんといただいております。心づけを頂いたからといって、サービスがかわるものではありませんし、そうあってはならないことです。
またホテルでは受け取らないよう教育しているところや、受け取ってもその人個人ではなく、会社のお金に入るところもあります。

心づけも数がまとまると結構な金額になります。
何かとお金のかかる婚礼ですので、そういうところはぜひ節約したいものです。
その代わりと言ってはなんですが、当日のお礼や気のついたことなど挙式後にいただけると、これほど宝になるものはありません。苦言なども今後の役に立つので、率直な意見を述べていただきたいと思っております。

ただ、ご友人に頼まれた受付や司会などには、お金を惜しまずに出したいものです。
食事に誘うだけではなく、きちんとしたお礼をすべきだと思います。
また、プロのスタッフでも渡さないと気が気でない、という方もいらっしゃるでしょうから、渡す場合の相場を下記に書いておきます。

渡すタイミングはいずれも披露宴開宴前が良いでしょう。終わってから、と思っていたら司会者がもう帰ってしまったということもあります。当日は新郎新婦は忙しいですからご両家でお話合って、誰に渡すかをお決めになっておくと良いでしょう。

金額は新婦に関わるものは新婦側で負担し、あとは両家で折半するのが通常です。
ご両家ご両親様が揃ってお渡ししていくのがBESTですが、両家のお母様がお二人でお渡しするのも微笑ましい光景です。
金額は1、3、5が望ましいと言われていますが、お世話になり具合によっても調整されてください。
袋は市販のポチ袋がお勧めです。仰々しいご祝儀封筒は避けましょう。
ポチ袋に、「のし」や「寿」と書いてあるものか、水引が結びきりになっている袋を選びましょう。
下部に両家の苗字を入れ、左上に渡す方のお名前を書いておくと分かりやすくなります。

ご祝儀相場表(あくまでも目安とお考えください)

プロデューサーになりたい
今回は、FさんとMさんからメールを頂いた内容です。

メールを頂いた内容とその返信の内容を抜粋しました。

Fさん「Hitomiさん、こんにちは。私はウエディングプロデューサーにあこがれている大学3年生です。今就職活動中で自分の将来を真剣に考えています。偶然このページに出会 う事ができて本当に嬉しいです。でも、実はこのお仕事のことをまだ全然知らないの で、すこしずつ覚えていけたらなと思っています。Hitomiさんは、このお仕事に一番 必要な資質は何だと思いますか?また、どんなことが一番難しいと思っていますか? ぜひ教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。 」

Mさん「はじめまして、こんにちは。 わたしの将来の夢は、挙式プロデューサーです。そこで、ご相談なんですが、 やはり、近道は、ウエディング会社に就職するのが一番でしょうか。 夢に近づくには、どんな方法があるのか分からず、就職活動が行き詰まっています。 就職先にはこだわらず、自分で勉強してウエディングプロデューサーの資格をとって、転職、とも考えています。 しかし、せっかく就職するのだから、 すこしでも夢に近づくような仕事に就きたいです。どう思いますか? なにか、良い考えがあったら教えて下さい。」

ウエディングプロデューサーにあこがれている人はとっても多いようで、前の会社でも希望者はワンサカ いましたが、割りと狭き門で、ほとんどの方が違う部署に配属になりました。
でも最近はオリジナルウエディング思考が強まり、需要は多くあります。
ただ、プロデューサーになりたい人も沢山いるので、やはり競争は激しいでしょう。
この仕事は、一生に一度のことを仕切るのですから責任も重大。

生半可な気持ちではできません。ちょっとしたことでクレームが起きたら300万円もの婚礼料金の責任を取らされることも ありえるからです。
まぁ、でもこんな私でもできるのですから、 好きな仕事をしているという自負と お客様を好きになることができれば可能性は多いにあると思いますよ。 大変だけど、やりがいのある素敵なお仕事です。

ウエディングプロデューサーは公的な資格制度がないため、(資格を設けている企業や学校はあります)誰にでもなれるのが現状です。
名刺にプロデューサーと書きさえすれば良いのですから。
(実際、平日は普通の企業に勤めていて、土日だけプロデューサーになるという離れ業を使っている人もいます。)
でもお客様は賢くなってきてますので、知識や技術があるかないかはすぐ見抜かれてしまうでしょう。私は25才になるまで20回も披露宴に出席しました。 どの披露宴も変り映えしないので、披露宴の演出を考えてあげられることができたら、 と思ってプロデューサーになりました。
たくさん出席したお陰で 披露宴や婚礼の基礎知識がちょっとでも身についたことは役にたちました。Fさん、Mさんも結婚式に興味を持ち、 どんな風に披露宴や結婚式が進行しているのか観察しておくと良いと思います。

私はこの仕事を実際に行うまで、企画力やアイディアが必要な仕事だとずっと思ってました。
でも一番必要なのは「確認作業」という地味なものでした。一つの漏れも許されない、それがプロの仕事です。 招待状の一字一句、進行表の時間配分など確認しなければいけないことは山ほどあります。 今はフリーなので時間は余裕持って出来ますが会社にいたときは、ウエディングシーズンには毎日最終電車でした。

とりあえずプロデューサーにとらわれず、ウエディングの会社に入り、「結婚」というものを学ぶことも良いかとは思います。
ただ、ウエディングの会社はどの部門も忙しいところが多いので、目的と情熱を持ちつづけていないと、夢とは違うところに行きつかないとは限りません。

いずれにしても、情熱と心がけ(日々の勉強)にかかっていると思います。
あらら、こんなに書いたら魅力が半減してしまうかしら?
でもでも、お客様とのつながりはすっごく深くなるし何よりも幸せのひとときを一緒に過ごせるという感動が待っています。FさんMさんのこと、応援していますから頑張ってくださいね。
挙式から披露宴までに時間がある場合
今回はCさんからいただいた質問です。

メールを頂いた内容とその返信の内容を抜粋しました。

「 教会(プロテスタント)で式を挙げ、歩いて三分のところにあるクラブハウスを一軒借りて(最近多いですよね。) 親族との会食後、友人との立食パーティという、二部形式を予定しています。
ごく親しい友人たち(十人弱)には、午前中の教会式から来ていただきたく、 式の後、友人たちには我々の親族との会食の間、立食パーティまで どこかで、時間をつぶしてもらおうと思うのですが、、、
そこで、私はそのごく近くにある、喫茶店をたとえば二時間とか、貸切にさせていただきその場所を時間つぶしにつかってもらおうと考えたのですが、新郎にこのアイディアを提案したところ、考え過ぎではないのか、と結果的には強く 反対されました。
逆にそれくらいのお願い、わがままを聞いてもらえる人しか挙式には出ていただかないから、、、ということです。
う〜ん、このようにいわれると自分が考え過ぎなのかな、その辺は友達に甘えていいのかなとも思うのですが、、、やはり、気になります。
自分が友達の立場だったら、「疲れちゃうなぁ、、」と感じると思うのです。
どうなんでしょうか、私の考え方は少し、気にし過ぎなんでしょうか、、」

優しいCさん、お気持ちはとても良く分かります。私の考えでは、親しい友人なら賢く時間をつぶしてくださると思いますよ。
そこがどこか分かりませんが、私なら、知らない町に行った時はどんなところか ちょっと散策してみたいと思うし。そのかわいい喫茶店に入るか、少し遠くにいくかは、ご友人どうしで考えられると思いますよ。
反対に招待状を出すときとか、挙式に来ていただけるか確認する際に、 「こんなところで、時間もてあましちゃうかもしれないけど それでも来てもらえる?」などと言って事前に了解を得ておいて、当日は挙式に来られた友人には何か小さなものをプレゼントする(挙式で使ったお花でも良いので)などしたら皆様気持ち良く待ってていただけるのでは ないでしょうか?

「来てくれてありがとう、不便かけてごめんね。」この気持ちがCさんの文章からは 存分に伝わってきますので、その思いやりはご友人にも伝わると思いますよ。
どうしても気になるようでしたら、ご友人の一人に下見していただいて、 時間のつぶし方を予め考えていただいておいて、当日仕切ってもらうのも 手かと思います。
そのお礼は下見の時にお昼をごちそうしてあげるくらいでOK かと思いますヨ。
人前結婚式って?
人の前の式と書く人前結婚式。
宗教にとらわれず、出席者全員を証人として永遠の愛を誓います。

最近流行している結婚式の形に思われますが実は古くから家婚式という形があり、家の中で、神主などを呼ばず参列者に見守られて結婚式を挙げていた名残とも言われています。
現在でもキリスト信者でも仏教徒でもない人たちが選ぶ形式としては、理にかなっているといえると思います。

多くの方は「人前結婚式に出たことがなく、どうして良いかわからない」とか「人前結婚式って厳粛な感じがしない」と言われます。

確かに牧師先生や神主が仕切らない分、自由な発想で式の進行を決めることができる人前結婚式は、きちんとした決まりがないため、初めての方にはどうして良いか分からないでしょう。

また、子供騙しのようなチャチなものや、厳粛さに欠ける人前結婚式が実際に行われているのも事実です。
もし人前結婚式の中で取りいれたい事があればいくらでも取り入れることができます。
それこそ退場の際に皆で歌を歌っても良いわけです。

一般的には、次の内容をできるだけ入れるように進行を組みます。
(あくまで一般論です。お二人の希望や考え方でいかようにもなります)
☆人前結婚式の説明(司式者より)
☆誓約
☆誓約書または婚姻届にサイン
☆指輪の交換
☆結婚成立宣言

人前結婚式を行う場所が披露宴会場と同じか、別の場所かによっても式の進行は変ってきますが、同じ場合は宣言のあと、一旦閉式して、主賓からのスピーチを頂いたり、ケーキ入刀をしたり、乾杯につなげます。
私は上記の内容の他に、列席者全員が参加できるような内容を取り入れるようにしています。全員が証人なのですから、それをきちんと理解していただくためです。
指輪の交換一つでも、やり方によっては幼稚な形式になる危険性もあります。

進行役は信頼できるプロの司会者に依頼し、音楽にもこだわりたいものです。
最近はホテルなどで形式の整った人前結婚式を売り出しているところもあります。
そういうパックを選ぶのも賢い選択の一つでしょう。
スピーチは何人が適当?
考え方にもよりますが、私はお客様に「必要最小限で」と答えています。

スピーチの人数が多いと、ゲストがゆっくり食事する時間や、お二人がゲストとコミュニケーションをとる時間が少なくなるからです。
想像してみて下さい。披露宴には久しぶりにあった友人や親族が沢山きています。披露宴をきっかけにした同窓会のようなものなのです。

スピーチの間は席を立ったり、おしゃべりしたりはできなくなるはずです。
乾杯前の主賓の挨拶が長いと、うんざりすることもありますよね。スピーチのための披露宴ではないのです。
何も改まって祝辞を述べてもらわなくても、お二人がゲストのそばに行ったときにゆっくり祝福してもらったほうが、公平なのではないでしょうか?

「時間を埋める発想はいりません」。これは私がお客様に口を酸っぱくして言っている言葉です。
スピーチがなくても、友人や親族の余興がなくても充分に楽しんでいただける演出はできるのです。

私のプランニングシートには、ほとんどがお二人がゲストのところにいって何かをサービスするという演出が入っています。

キャンドルサービスでは一テーブルに一本のキャンドルなので、ゲストとの会話は少なくなりますが、一人一人に何かを手渡すことで、来て下さった皆様に公平に感謝の意を示せるのです。時間は最低30分。

スピーチの人数がが多かったり、長かったりすると難しくなる演出です。
沢山の人にスピーチをしてもらいたいと思っていらっしゃる方にはテーブルインタビューをお勧めしています。

ゲストには当日まで内緒にしておき、司会が突撃でインタビューすれば、時間もかかりませんし、誰に来るんだろうというワクワク感もあります。

ホテルや式場のオーソドックスな披露宴プランでは6組から8組のスピーチ・余興をとっているところもありますが、私は最高でも、主賓2組ご来賓スピーチ4組、と提案しております。

主賓にそのまま乾杯もお願いする、という隠れ技もありますよ。
それから、スピーチの方には必ず時間指定をすることをお忘れなく。
会費制ウエディングって?
ラフな披露宴をしたいとのご希望で、二次会までカジュアルにならないけど会費制で披露パーティをしたいというカップルが増えてきました。

北海道はほとんどが会費制のため、要領良く進んでいくのですが北海道以外の方にはあまりなじみのない制度です。

会費制の反対語をご祝儀制という方もいらっしゃいますが、正しくは「招待制」です。ご祝儀とは気持ちのもので義務ではないので、ご祝儀制というのをお客様が聞いたらびっくりされることでしょう。

よくお二人の名前で会費制の招待状を送られる方がいらっしゃいますが本来はそれは失礼なことです。
だって、自分の送別会を自分が幹事してお金を集めるようなものなのですから。
本当は幹事(発起人、友人代表)が、お二人のために皆で集まって祝賀会を開いてあげましょう、という主旨で始まった合理的な会費制ウエディング。よって、招待状も発起人の名前で出します。

ただ、発起人とは名ばかりで、ほとんどは当日までお二人が準備されたり、全体はプロが仕切っているのが現状です。
会費制は、ご招待制に比べ、お客様の出費も少なくすむし、お客様にいくら包もうか迷わせる必要もありません。
ご友人にあまり迷惑をかけたくない、と考え、あえて自分たちの名前で会費制にされるかたもいらっしゃいます。

その際、招待状には、「会費制にさせていただいた」旨を書き添えると良いでしょう。
「ご祝儀などのお心遣いは なさいませんようお願い申し上げます」と付け加えれば完璧です。

ゲストはご会費制をご祝儀袋に入れず、現金で受付に渡します。
ご招待制の場合は、芳名帳が必要ですが、会費制は必ず受付でお金をもらうシステムなので、チェックリストさえあれば芳名帳は必要ありません。
会費が1万円だけど、ご祝儀も包みたい、という場合は会費とは別に用意しますが、お金よりもお二人に欲しいものを聞いて、品物で差し上げるのも喜ばれます。
お金になるとお返しの手間もありますから、お互いに気を遣わない方法を考えたいものです。

以前、フルコース料理で、会費制を選ばれ、会費を2万円になさった方がいらっしゃいましたが、2万円に設定するなら招待制でも良いかも知れません。
反対に二次会的なカジュアルなウエディングに招待制をとるのもお勧めできません。
会費はお料理分と記念品代くらいで設定します。

お花から何からを会費でまかなおうとするとゲストの負担が大きくなります。
記念品は会費の約2割をあてるようにします。
ホテルでは通常前払いが基本ですが、会費制なら当日払いOKというところもありますので、予算のないお二人にはメリットになる場合もあるでしょうね。
出来るだけ安くしたい!!
料金のことをいうのがタブーだった一昔前から比べると、今はとても賢くなって、何より料金が先、といった傾向も見受けられます。
確かにそれは良いことなのですが、私はどうも雑誌の影響を受けすぎて、「それいくらです?」攻撃が多すぎなのではないかと懸念しております。
私のお客様で、450円と500円の招待状のことで1時間ももめたカップルがいました。
小さいものを節約してもいくらにもなりません。

労力と出来映えと金額の価値を比べてから、プロにまかせる部分と、手造りしたり削ったりする部分を決めるのが良いのではないでしょうか。

また、何でも友人に頼むのも考えものです。
頼めば、皆快く引き受けてくださるはずです。 でも実際はどうでしょう。
例えば頼んだものが上手くいかなかった場合、泣きを見るのはお二人だけでなく、友人も嫌な気分になるでしょう。

以前、キーボードのレンタル料節約のため友人に借りた方がいらして、その友人の奥様からお電話がありました。駐車場のないレストランでした。
「○○くん、簡単に頼むけど、そういうこと何にも考えてくれてないんですよね」。
たった一万5千円のレンタル料だったのです。

お友達がどんなに迷惑に思ったか、想像は難くないでしょう。
友人が自分で名乗りを挙げない限りは頼んではいけない(意外に自分からやりたいと申し出る方はけっこういるのですよ)、プロに頼むべきところは頼む。
これが私がオリジナルウエディングを7年やってきて出した結論です。

決して売上のために言ってるのではないことをご了承下さい。
私の友人が、お兄さんの結婚式でビデオを頼まれたそうです。
でもその友人は私にやってくれないかと言って来ました。
私とお兄さんとは何のつながりもなかったので断ったのですが、友人はせっかくの兄の結婚式だから厳粛な気持ちで式に臨みたいのに、ビデオ係りになったら忙しくてそれどころではない、と嘆いていました。
断ればいいのに、といった私に「お祝いのことは断っちゃだめなんでしょ?」。

ビデオや写真、司会にウエルカムボード、お花にヘアーメイク引出物に生演奏。叩けば出てきそうな身内のネットワーク。でも、ちょっと待ってください。

自分たちのために祝ってくれて当り前、と考えてないでしょうか?
両親や本人名で招待状を出している以上、 披露宴はお二人を祝福する会ではありません。
お世話になった方へ、結婚を報告する会なのです。昔は結婚してやっと一人前になれると言われていました。 やっと一人前になりました、という報告でもあるのですから人に頼ってばかりでは一人前と言えるでしょうか?

ケチはばれます。
お花をケチったり、引出物をケチったりしたら、誰も直接は言いませんがチープな披露宴だったと思われます。「一生に一度」この言葉のために無駄なお金は使いたくない。 その気持ちはよく分かります。

「無駄なお金」なら使わないほうが良いでしょう。 何も盛大にする必要はないのです。
「おもてなし」の心さえ失わなければ良いのですから。

雑誌で少しでも安いところを探し当てるかたもいます。安かろう悪かろうでは、何もかも台無しになりかねません。

そこで、費用を押さえるコツですが、最初から出来るだけお料理単価や会場費の安い会場を選ぶことです。お料理が高い=おもてなししている、のではありません。

飲食代が一番見積りを圧迫しているはずです。費用を安くしたいと思ったら安くても美味しいところを探す、あるいはランクを一つ落とすのが良いでしょう。
予算を出してみて、その5割から6割を飲食代に当てる。
そうすれば気持ちにも余裕が生まれ、良いものを見る目も出てくるでしょう。

あとは衣裳です。飲食代や、ゲストへの料金を節約して、衣裳やご自身にうんとお金をかけるのは本末転倒。衣裳は一着にして、イメージチェンジなどで工夫されることをお勧めします。

(つい熱く語ってしまい長くなってしまいました。)
司会は友人にお願いしたいのですが・・・
披露宴は司会によってかなりの部分左右されます。
司会によって盛り上がる司会になるか盛り下がったり堅い披露宴になるか決まってしまう、といっても過言ではありません。

そんな大役なのですから、どんな披露宴にされるかにも寄りますが、ご友人司会はかなりの重荷を背負わせることになると思います。
せっかく招待したゲストなのにほとんどお食事できませんしお二人としてもいらぬ気をつかったり、はらはらドキドキする結果になることもありえるでしょう。
以前、司会に慣れているから、とご依頼されたご友人はお二人のためにもっと何かしたいと、司会なのに長々とスピーチしたり、お披楽喜近くにアドリブで余興を行ったりと時間管理をしてくださらない方がいらっしゃいました。

また、緊張のあまり飲み過ぎて、ろれつの回らなくなった方もいらっしゃいました。形式ばった披露宴で、食事も進行も問題なく進むようなときには問題ないのですが、レストランウエディングやオリジナルウエディングの場合は食事が不規則に出て来たり、進行も当日様子をみながら進めていくことも多いのでやはりプロに頼むのが無難です。

プロといっても様々で、ホテル司会になれた方もいれば、アナウンサーなどで婚礼の知識のない方もいらっしゃいます。
当日はご親族、会社の方、ご友人などいろいろなお客様がいらっしゃることが多いと思いますので、万人に受け、それでいてお二人の希望を親身に聞いてくれる、オリジナルウエディングに慣れた司会者を選ぶと良いでしょう。

慣れすぎていて、陳腐なセリフを言う人は要注意です。
きっとそんな司会を見て、ご友人に頼もうと思った方も少なくないことでしょうね。
業者に依頼する場合は、極力「何才くらいでさわやかな司会をする方」などと希望を具体的に伝えておくことのが肝心です。
料金は5万円〜(ホテルでは8万円とるところもあるとか!)ご友人に依頼しても3万円が相場で、食事をごちそうしたりしなきゃいけないですから、それなら5万円で安心を買って欲しいな。。。
招待状は両親名で出すもの?
ほとんどの招待状は縦書き、両親名、というのが多いですよね。
これまで結婚式や披露宴は両親が全てお金も出し、出席者も考えていたことが多かったのですからそれは当然だったのです。今はどうでしょう。

いろんなウエディングスタイルが増え、披露宴の費用も全て自分たちでまかなう、という二人が多い中、ご両親主催、というニュアンスが必ずしも当てはまらなくなってきているのではないでしょうか。

ご両親名かご本人名で出すかは、どのような形でどんな披露宴をするかで考えたら良いと思います。
例えば、せっかくお洒落なレストランで披露宴を行うのに日本的な縦書きの招待状ではイメージが薄れますよね。できればお洒落な輸入カードで、お二人らしい文章で出したいもの。
招待状が披露宴の入り口ですから、お客様に当日の披露宴のイメージが沸くような招待状を心がけたいものです。

それにご両親名で招待状を出しておきながら、花束贈呈するのって、ちょっと変だと思いませんか?
皆様に感謝したい気持ちを伝えるなら、お二人の名前で出しても一向に差し支えありません。

披露宴の開宴前に主催の挨拶を行うと良いと思います。
ただ、ご両親としては、やっと一人前になった息子(娘)の門出を祝ってやってください、、という気持ちもおありでしょうからどちらの名前で出すかはご両親様と充分話し合って決めることです。
そして、そんなにこだわりがないのならば、ご両親名で出すのが無難です。
(会費制であればご友人(発起人、友人代表)の名前で出すのが自然です。)
BGMはどんなのが良いの?
「どうせ皆聞いてないんだから」とはいうものの、BGMは重要です。
お二人の入場、ケーキ入刀、乾杯のあと、音楽がどれほど雰囲気を盛り上げていることでしょう。
BGMにものすごい力を注ぐカップルもいます。披露宴の前の晩に徹夜してテープを作る方もいます。

私はカップルにいつも
「普段お二人がよく聞く曲のなかから選んでください」
と言っています。

普段クラシックを聞かないお二人が、いくら披露宴だからといってクラシックをかける必要はないのです。それは全くお二人らしくないからです。
例えば二人が初めて一緒に見た映画の曲、最初にデートしたディズニーランドでかかっていた曲、ドライブに行くときにかならずかけるCDなどなんでも良いので、とにかくお二人にちなんだ曲が披露宴全体をお二人らしくします。

普段聞いている曲がレゲェなら、ご歓談の時や退場に使っても良いのです。
司会者には予めどんな主旨で選曲したかを伝えておくと列席者の方の視聴率もアップするのでは?

また、生演奏かテープかに悩んでいるカップルには生演奏をお勧めします。
雰囲気が格別に違うのも一つの理由ですが、もう一つ理由があります。
披露宴はなにもかも順調にいくとは限りません。
そんなとき、生であればすぐに対応ができるからです。
ピアノ、エレクトーンにとどまらず、最近では外人歌手を余興に取り入れたり、サックスとベースでジャズバンドにしたりと幅が広がってきました。

いずれにしても、できるだけリクエストしてお二人らしい曲を弾いていただいたり、歌ってもらうのが良いでしょう。
普段あまり音楽に興味がなくて、どうしても名案が浮かばない場合は「ブライダルノート」の春夏号を参照して見てください。
選曲のコツは、前奏の長い曲は避けること、(前奏しかかからない場面もでてきます)
極力明るめの曲にすることです。
そして、好きな曲は「キメ」の場面で使うことです。
会場探しのコツは?
今回はオリジナルウエディングのための会場探しを例にお答えします。

披露宴会場を探す際に一番重要なのは人数です。
まずは簡単で良いので列席者のリストをつくりましょう。
予想で80人とか思っていても実際にはもっと少なかったり多かったりするかもしれませんよね。
会場によっては70人以上じゃないと受けないところがあったり、逆に90人以上は入れない会場があります。
実際に最初80人で申し込んで、ふたを開けてみたら60人くらいにしかならなくて、会場から人数を増やすか料理代を上げてと言われてしまってそんな親しくない友達にも声を掛けていた友達がいました。

次にぜったいやりたいことを挙げましょう。
バンドを入れたいのに、生演奏の出来ない会場があったりキャンドルにあこがれているのに火気厳禁の会場もあるのです。やりたいことが叶う場所を探しましょう。

あと気をつけるのは客層です。
どんな人が来るか、遠くから来るのか、年齢層は?それによって、会場の地の利とか雰囲気が固まってきます。会場によって見積りはまちまちです。

でも一番大きいのはお料理代です。
できるだけ情報を詰めこんだ見積りを出してもらうと良いでしょう。
最近は雰囲気やブランド名にこだわりすぎて、お年寄りのことを考えなかったり、料理代や室料が高いからといろいろなところをケチったりして自分たち本意がめだってしまう新郎新婦がいます。

お客様にしてもいろいろな披露宴に参加しているのですから会場の雰囲気よりも、お客様にいかに喜んでいただけるか、を考えて会場を探してはいかがでしょうか。
わざわざ皆様お休みのところをお二人のために集まってくださるのですから。

例えば次の披露宴のために10分の延長も許されないところとか披露宴終了後に控え室からすぐに出なければいけないところは避けたほうが良いと思います。
プロデューサーって何?
近年もてはやされているウエディングプロデューサー。
雑誌でもよく取り上げられています。プロデュース会社も毎年増えていますが、もとはビデオ会社だったり、引出物の会社だったり、司会業だったり様々で、内容や特色、料金も違います。
カメラマンや美容師と比べて、プロデューサーは形に残るものがほとんどないため、お客様の価値観によって、その金額が高いかどうか判断されることになります。
ただ、どんな良い仕事をしてくれるかは、実際当日になってみないとわからないことも多いでしょう。

さて、音楽の世界では小室哲哉さんのように有名なプロデューサーがいます。
いったい小室さんは何をしているのでしょうか。そのアーティストを引き出すために、より良い歌を探し、振付師を選び、売りだし方法を決定する。その全てがマッチしたとき、アーティストは花開く・・・。

ウエディングプロデューサーも基本は全く同じです。お二人が輝く日のために、お二人の希望を確認しながら、より良いカメラマン、ヘアーメイク、司会などを紹介し、会場の装飾をお二人のイメージと予算に合わせて考え、当日のスケジュールを練っていく。
一生に一回のこと。失敗は許されません。時間管理はもちろんのこと、席札や引出物の数などの細かい確認も怠れません。ご親族や、会社の上司への配慮も忘れてはいけません。
婚礼の基礎をよく理解し、確認確認確認の毎日を送り、そして、お二人の幸せを心から考えている、それがウエディングプロデューサーです。華やかで、憧れの職業に思われがちですが、やっていることはとても地味です。

忙しい割には、小室さんとは雲泥の差がある月収ですが、ほとんどのプロデューサーは好きでやっている仕事なので、ストレスは感じていないはずです。
だって、幸せの日を最初から最後までお手伝いできる、とても素敵な仕事なのですから。
媒酌人は必要?
最近、ご媒酌人を立てない方が増えてきました。とはいっても、地方によっては立てるほうが断然多いところもあります。

ご媒酌人を立てるか立てないかで、親子喧嘩になったり、婚約解消にまで話しが及ぶこともあるので、慎重に考えたい内容です。
さて、よく言われる仲人との違いですが、ほとんど同じと考えて良いでしょう。披露宴ではご媒酌人と呼ぶのが一般的です。

仲人はいわゆるお見合いの席をとりもたす人のことで、以前は仲人が結納や披露宴など一切を取り仕切るのがならわしでした。
現代では、自由に恋愛できるのですから、仲人なくして、結ばれるほうが多いことでしょう。さらに、結婚式のノウハウを持ったプロも多くいますし、ご媒酌人は形だけのものになってきました。
「雇われ仲人」という言葉があるように、お金を払って偽の媒酌人を使うかたも実際にいます。社会的な立場などで、ご媒酌人を立てざるを得ない方もいらっしゃるでしょうし、一概に必要ないとは言えません。ですがご媒酌人を立てることで、結構なお金が動くのも事実です。お礼に20万円から30万円、往復の送迎、着付代に衣裳代、全て負担を覚悟の上でお立てになることを検討して下さい。

ご媒酌人の大きな役割は、結婚式のお立会いと、披露宴でのお二人の紹介ですので、ご媒酌人を立てない場合は、お友達やご兄弟にその役割をしていただいてははいかがでしょうか。また、ご媒酌人はお願いして、お二人の紹介のあと、ご媒酌人もお客様と同じ席につく、という秘策も取れます。そのほうがお客様にとってもご媒酌人にとってもゆっくりできるのではないでしょうか。レストランウエディングなどでは特にお薦めですヨ。