手抜き主婦ヒトラー 第30話 

 このエッセイを連載していて驚いたのは、ヒトラーにファンができたことだ。
「これからも頑張らないでください」「バイブルにさせてもらいます」などのファン
レターが届く。 気恥ずかしい反面、嬉しい。その一方で「いろいろ大変かも
知れないけど、綺麗な部屋とか美味しい料理って気分良くない?」という反論
もあった。それは私だって気持ち良いと思う。でも!!毎回100点を取ってる
子はそれが当り前になって、100点以下だと叱られちゃったりするでしょ?
いつも50点くらいの子が80点取れば、うんと誉められるはず。家事もおんなじ。
いつもは質素だけど、たまに腕を振るえば「今日は美味しい!」と喜んでくれそう。
掃除だって「今日は綺麗だ!」と気付いてくれるはず(いつもこうだったら良いのに、
と続く可能性は大)。毎日掃除して美味しい料理つくって、自分で自分を誉めても
悲しいじゃない?などと自分に言い訳しつつ、「頑張らない」ヒトラーは健在です。  


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メールマガジンマグマグより

フランスの劇作家アルマン・サラクルーの言葉で、落合信彦氏の著書 『極言』の中で
紹介されている言葉だそうです。
『結婚とは判断力の欠如からしてしまうもので、離婚とは忍耐力の欠如から
してしまうものです。そして再婚とは記憶力の欠如からするものです。』

以前お客様がご友人と一緒にいらした。お客様はあと3ヶ月後に結婚する予定。
ご友人は既婚者。そのご友人いわく
『結婚を決めるスリーDって知ってる?妥協と惰性と打算よ。』
これから夢多き結婚を控えた人を前に何をいうかぁ、と飽きれてしまった。
仲の良いお友達だから許せるのかも知れませんが、私たちが
言ったら大変なことになります。
上記の言葉もご友人の言葉も、笑い話ですませられる内が花ですね。